(なんで謝っているかは、ピンとくる人にだけ分かれば良いです。)
すらりとした美男美女の主演コンビは戦後間もない頃の昭和のイメージからほど遠く感じられたものの、いやいやお二人(向井 理と松下奈緒)ともなかなかの好演。原作既読ですが、松下奈緒は地に足が着いていながらもそこそこに好奇心が強く、固定観念をあまり持たない奥様のイメージにぴったりとすら思えてきたし、水木先生を演じる向井 理も世事に興味がないようでいてこだわるところには頑固にこだわり実は生存本能がまっすぐに出ているという原作で知った水木先生の知られざる一面が、回を追う毎に画面に滲みでるようで、ご本人にすら見えてきた。先生のお若い頃の写真、なかなかの美男子だしね。演出と脚本方面にしても、結婚生活が始まって間もない頃に、ふとした事で水木先生が奥様に語る、戦場体験の重みの描き方の丁寧さはかつての名シリーズ「おしん」もかくやという硬質さを秘めた印象度だった。NHKやっぱやるね〜 これはもう目を離せない。
