栞と紙魚子の怪奇事件簿

ファミリー劇場で全話視聴完了。諸星大二郎の原作から設定を変更している箇所もある-ヒロイン二人の性格がそもそもドラマ版では逆に思える-みたいだけど、雰囲気はそれなりに踏襲していて、なおかつテレビ媒体としての口当たりの良さを意識して作っているような丁寧さを感じました。面白かったし、スラリとした南沢奈央のスタイル、鈴を鳴らすような響きのある前田敦子(AKB48)の声質など、13話見ている内にすっかり親しみを持つように。あと紙魚子のおじさん役(なんか声がすこし檜山修之に似てたなあ)の俳優の怪演もよかった。エピソードとしては基本的に栞に押されがちな紙魚子がめずらしく主体的に動く「フランダースみたいな豚」がよかった。ところで『ロケ地:御殿場』とクレジットされてるんだけど、つまり吉祥寺とか井の頭沿線では録られてないんすか?