獣の奏者エリン#23

「カザルムの誓い」:エサルが学舎長としてエリンの直接的な飼育技術について管理本部に報告するかを迷う流れは、真王とその支配シンボルとしての王獣の関係性をさりげなくかつ分かりやすく解説する役も負っていて良い感じだったけど、エリンへの処遇があまりにも手厚く、なおかつ学舎全員一致でするりと彼女を受け入れるシナリオにはやや安易さがある。けど、演出が鉄壁の出来のため雰囲気で乗り切れるのが本作の凄さ。エリンさんの「…くだらない」という状況に比してニヒルすぎるつぶやきとともに痺れたぜ。シビアな話してる校長に向かってあの第一声はないだろふつー。