獣の奏者エリン#21

トムラが立ち去る時の影の移る様子から、王獣親子が仲むつまじく暮らしていた情景をまざまざと思い出してリラン飼育のヒントとしようとするエリンの描写がいいなあ。トムラとリラン、それぞれとのコミュニケーションを手探りしている状況と、一般化するのではなく過去の自分の体験に置きかえて物事にあたるエリンの姿勢の独特さと、二つの違うベクトルを同時に演出してる。