カブトボーグ#29,30

今週はふたつとも視聴二周目だなー
ルール無用!!アメリカ非情の地下バトル:スイートに泊まりジャグジーを朝から楽しむリュウセイと比較しての勝治とケンの相部屋が、生活臭ありすぎで同じホテルに思えないだけでなくてまるで倦怠期の夫婦みたい(笑) せめてダブルベッドの部屋に泊まろうさ。それかロイドさんと合わせてツインのトリプルユース。で、今回はそんなお付き役の二人がリュウセイの愛機奪還を機に友情の強さを再確認する回(でも死闘を見てないリュウセイは想像しようとも心配もせずに『おっせぇーなー!』)。…ささいな事をいきなり言うけど、ケンがアドレナリン・ハイになって女の子をののしった後、ちょっとしたアクシデントを経て勝治が目を離したすきに急接近してたりとか千葉克彦回は無駄に嫌なリアリティやセリフの細かい仕込み(胸を押さえる勝治を心配する使い捨てヒロインの言い方から彼女の母親もボーグバトルに当たって倒れたことがわかる)に溢れてる印象があって渋いと思います。しかし闇バトルに巻き込まれた味方側のキャラが、敵の予想を上回る反則オプションを装着してあまつさえ相手の機体をぺしゃんこにして満場のブーイングを浴びつつ晴れ晴れと勝利の笑みを浮かべるとかこの回のダイナミズムというかカタルシスというかフィジカルさはシリーズ中でも出色。
アフリカの大地に神はいた!:冒頭の鼻ちょうちん描写の展開上の意味がさっぱり分からんが、強いていえば“これから浦沢タイムはじまるよー”という狼煙上げみたいなものと理解すべきなのだらふ。今回はめずらしく一応本筋直線上に位置するエピソードなので、プロット自体は大人しめだけど鈍器殴打に投石、唐突な食べ物へのケチ付けなどurasawa症例に溢れているのは、二度目に見て気づいた。…でもボクシングの亀田親子に当てこすってるキャラ設定ってのはたぶんネットで読むまで気づけなんだわ。外見まで似せるのはさすがに腰が引けたってことなのかな。