鉄腕バーディー DECODE:02#7

物議を醸した後での先入観を持った視聴だったもので、キャラ表から離れた箇所の是非という全体評はフラットにできないけど、まあ個人的には問題ない範囲だと思いました。理由1:これはキャラ萌えで商売している番組ではない。理由2:そもそもが静止画の惹きよりもアニメートで魅せようとしている作風。理由3:個々のカットがすべて理由抜きで気持ちいいから。特にヴァイオリンの動きはすべてのシーンが実在感あふれるものですばらしかった。…それにしても幼バーディーが押し込めてきたさびしく不安な気持ちの発露につとむが涙するシーンではモニターの向こうでも泣けた。自分がつきつめれば政府の備品にすぎないと感じるのってほんとどんな気分だろうね… 持たざる者としてのナタル、空虚な栄誉をあらかじめ受けたバーディー、それらを見守る形となったつとむという三者関係がここで成立しましたね。今回は脚本も良かったし、ほんとにじわじわとくる完成度だと思う。