52号

クッパパ単行本100巻到達記念。表紙のキャラ顔ケーキをしげしげと思わず見てしまう。複数のベリー類使ってるところが大人向けっぽくて美味しそうだし。
クッパパ:荒川が虹ちゃんの内定祝いに大根フライ尽くし。エビフライやイカフライ、ホタテフライをすべて大根で見立てるというお金のない時の精進料理風。のぼせあがって自分たちの幻想につっぱしる駆け落ちカップルといい、おそらく三回生の時から就職活動に奔走しなくても良かった時代といい、団塊世代がうらやましく思えることもあるもんだなあと。東京怪童:ネームの字幕っぽさやらイラストレーションへと接近した画面作りといい、在りし日のガロっぽさを感じるなあ。オルガスムスを制御できないうら若い少女患者の悩みはもやもやと伝わってくるけど、主人公少年の方はこれぐらいの率直発言する人っているよねって感じもしないでもない。というか同作者の「バタアシ金魚」の主人公の方がよほどエキセントリックなような。<新>悲しみについて僕が知っている二、三の事柄(柴門ふみ):特に新しみのない幽霊譚な発端。短期集中連載という惹句から編集部の苦渋ぶりを読み取りたくなる大御所というのもめずらし…くなくもないかもしんないね、うん。(広川太一郎声で) 神の雫いきなり店主が白人ーっていい年した大人が二人で勝手にあわてるとかこの汁漫画のそーゆースノッブ丸出しな雰囲気が嫌い。ラキア:すごく……定番展開です。…いろんなものが。ディアポリ:ロザリンダちゃんはフィリピーナかー。久保塚がかつて他人事のように話した過去エピが自分自身のものだとここで確定。誰も寝ては:るいびとんバッグの中で腐ったカツサンドの匂いが、想像できないだけにインパクト抜群。…しかしバッグだけ売り飛ばす発想はひったくり犯になかったのだろうか。ラキマイ:いやー、他誌で連載経験あることがうそのように感じられるムニャムニャム
へー、久保保久もちば賞出身なんだ。受賞作読んだ覚えないなあ。さておき次号の発表掲載はわりと楽しみ。