黒塚 KUROZUKA#3

「明日香」:気がつけばクロウは奈良県がいまより盛り場となっている核戦争後の未来にいた。雰囲気は一挙に80年代ソノラマ文庫調、というか(マッドハウス制作だけに)川尻監督風となりました。バンダナがグループリーダーの証しっぽいとか飄々とした街の口利きとか情報収集役の娼婦とかワクワクしてくるな。人狩りをしていた兵士の一人でクロウに血を吸われてたのは女だったけどあれは黒蜜のクローン体だったりするのかな。次回サブタイトル「埴輪人」もそれっぽい感じ。それにしても、現在のところなかなかに健闘しているクオリティ。特に海外ウケを意識して和風と退廃未来という日本アニメの十八番をどちらも取り入れるというコンセプトは、似たテイストを持っていた同じくアニマックス製作の「東京魔人學園剣風帖 龍龍」の時よりもしっくりと巧くいっている。