鉄腕バーディー DECODE#12

なんと東京湾沿いを舞台に数百人は下らなさそうな『大災害』(カペラがさりげなく状況解説してくれた。高山文彦脚本の行動と発言動機の自然さは惚れ惚れする)に発展。なんかもう、メインキャラたちの精神負荷の大きさに唖然ですわ。国家の歴史的大ニュースになってるやん。ネーチュラー(冒頭のつとむに対するS態度に惚れた。こんな気持ちはガラテア様以来。)属する宇宙連盟的超法規組織がリュンカ地球実験の陰謀者らしいけど、地球が宇宙の未開辺境に過ぎないという強制的な視点変換の仕込みはなかなかジュヴナイルとして面白いと思う。シャマランの、うぬぼれと反比例してのあっさりすぎる死の軽さしかり。ところで以前に『リュンカは宿主とともに成長する』といった感じのセリフあったと思うけど、どうも小夜香の人格の一部はリュンカと深く同化しているというか同期している描写ぶりで、このあたりに救われなさを感じるのだけど、さてどうドラマ上で決着するか。