ゴルゴ13#20

「メランコリー・夏」:こういう話を夏の終わりにやるなあぁぁ。久しぶりにアニメ視て欝になったわ。せめてステラが夫のポンポン船を一目確認できていたらよかったのに…(ここ作劇的には反語で)。なんかもう、ただでさえマルタ島では浮くであろう控えめなアングロサクソン美人とかね。そんで生活に疲れててゴルゴ(常ながら機能してない水兵変装フイタ)の盗聴や窓からの目視にもまったく気付かないとかね。大家のおばちゃんは優しいんだけどでもやっぱり自分の都合優先とかね。地道にきつい話じゃったよ。ただ、一抹の希望はゴルゴルが電話で行った連絡によって、ステラに多少は同情心が起こったイギリス情報局が帰国を認める処置を取るかもしれないという可能性。それは該当シーンのわりかし間を置いた演出から嗅ぎ取る事もできるかと。まあそれはさておき『この泥棒猫っ!』と『つかまえてごらんなさい(キャッキャッハハハハハ 』というテンプレセリフをごく普通に用いてネタ扱いしていない一種の品格にはあらためて感じ入ったのでした。声優さんの演技も堂々としてた。プロプロしい。