キスダムR#10

冬音(と書いてとおんと読む)前編:とおんたん、井上麻理奈声だけどなかなかの天然たらし系とみた。少女の方から深夜に『ねえ、いっしょに…』と言わせるとは。しかもそれをやんわりおことわりするとは。渋いぜ。今回、自分のハーディアン化を警戒しているとミスリードして実は同伴者のそれを見張っていたという捻りは良かったんだけど、人間にハーディアンが寄生する事もあるのかあるいは彼女の場合も「裏返り」だったのかが不鮮明だったのは惜しい。あと脚にジェットが付いて飛んでいくというダサ設定も惜しい。が、そこがキスダムクオリティ。でも二つの着せ替えごっこを並列させて冬の夜のぬくもり(狼騎さん編で横浜だと分かったけど、いつのまにか日本に戻ってたんだね。亜久里編は小笠原あたりなのかな。今回は『さかのうち』と言っていたので検索してみたけどどうも岐阜の山地?…追記:亜久里戦はあれはどうみても鳥取砂丘ですねサーセン)を描いた演出力はなかなか。あれは下手うつとダッサダサになって白けるだけの種類のエピソードだから。あと足下を失ったヴァルダ(監督、それ『しもべ解説』ちゃう、ただの感想や! …キスダムRコーナー面白いなあ)を抱きとめるシュウというシーンでのやり取りもなかなか色気があってよござんした。