もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ

もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ

もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ

50歳前の成年男子3人が名所旧跡を修学旅行気分を味わうためにあえて短期日程に挑むという雑誌連載企画。心理の移り変わり部分は印象に残るものも多かったのだが、情景描写に物足りなさが。そのフォローに付けられた写真画像だけではその場所独自の空気がいまひとつ伝わってこない章が多かった。旅においてそれなりの割合で満足度に関わってくる宿についてはほぼ割愛状態でもあるし。あと楽しさは大雑把でどの場所でも似通っているのに、嫌な目にあったり気鬱な状況といったマイナス面はそれぞれやけに具体的になるものだという一つの真理が浮かび上がってくるのはけっこう面白かった。旅先は勝手が分からないからねー。疲れやすいし。