「世界を止めて」：主語はロックオン(ハロの超連呼聞いてると段々『六個』に。ｿﾗﾐﾐゲシュタルト)なのかお。要するに、世界の醜さに焦れてテロリストになるとすればせめて無差別にやったり利己的になったりするのはやめましょうという作法論アニメなのかなあ。キテるなあ。でもここにきて精神の余裕の無さを見せ付けて自家撞着にアタッて散ったかのようなロックオン(ライルって同じ顔の例のキャラか？回想にはいなかったけど)の姿には鬼気迫るものがあった。全編やたらスピーディー(なんかカメラブレっ放しな印象で臨場感がある)なメカ戦ともども、演出と作画(やっぱり大貫健一はかつて『アーシアン』アニメ化の折に高河ゆんに指名されただけはある)のレベルは相当高い回でありました。年長者として「お前たちはせめてこうはなるな」という姿を主人公に見せて殉職していく役回りということで、Vガンでいえばまるで死に急いでいたかのようなシュラク隊メンバーみたいなメンタリティだったってことかしらん。
