神霊狩#19

メインライターである小中千昭が自サイトで予告していた通りに、全22話中唯一の別脚本家担当回。放映後に更新されたテキストによれば、制作スタジオ所属の新人で、おそらくはそちらからの要請によりたった一話分だけの登板となったのかと想像される。出来としては「まあ平均的なアニメの情報密度だよね」という感じ。キャラクターのしゃべる風情が、ストレートすぎて言葉がまろびでる感じがせずに、役者が台詞を発しているかのように思えてしまうのは、やはり唐突に脚本家が変わることで生じる避けえない弊害(とまで言うのは大げさだけど)。例を挙げれば、久間田までわざわざ出かけていった匡幸が信を探しあてて一人で背負い込みすぎるなと声をかけるシーンのてらいのなさ。あとこれは今回の出来と関係のない話だけど、前回の手紙朗読部分で少々わかりづらかった、過去の誘拐事件で犯人組織と取引した張本人が、早苗(この人47歳だったのか… 30代だと思ってた)ではなく姫子だったというのは、早苗が思いつめていた理由を軽くしており、個人的な感触としてはちょっと残念。姑がやった事なら、私ならそこまで自分を責めない…気がする…。そういえばスナーク…新聞記事で死亡確定してかわいそうだったよスナーク… あ、慧さんは今回むちゃくちゃキュートで魅力的な女性に描かれてた。えらい長い間片想いしてたんだなあ。いや、もしかして付き合ってた時期もあったのかもしれないけど。