PERSONA - trinity soul - #9

「海からの呼び声」:DVD第一巻のジャケ絵って「おわら風の盆」で有名な八尾がロケ元みたいですね。黒部市に海がないと思い込んでたり、隣県の事をあまり知ってないなあと自省することがめっきり多くなった。さて今回はなかなか挑戦的なシナリオ。そこそこ注意深く視ていないと、海上の慎と映子に起きた客観現実と脳内現実の混濁の区別が付きにくくなる。そしてそのままの引きと予告に登場していない慎… 無事に生還できるんだろうか。小型船で少人数で沖に出た時の静かさと心細さをふと思い出した。凪の時ほどこわいね。しかし映子も海の羽根にまつわる不思議な経験を持ってたのですな。「くじらのはね」の作者である神郷家の亡き両親が富山に居を構えたこともそのあたりに秘密があるのかも。ドラマ面では、映子に身内に近い年上の幼馴染とあらためて知る女性とふたつの側面を垣間見てドキドキする慎の様子が清新。あと10年前に起こったという同時多発無気力症候群って、本当に唐突に一斉に発生したまるで震災のような大惨事なんですな。結祈の脳の一部を洵に移植するか、または二人とも死ぬかの瀬戸際だったという状況の方はよく分からなかったけど。脳移植って今の医学レベルでは行われていないよね?