風の少女エミリー#26(終)

「春のおとずれ」:ローダは時代考証的にも納得のいく成長デザインでしたね。エミリーたちもあれぐらい変わってほしかったのだけど。まあ2クールという短い放送期間で主人公の容姿を変えるのもたしかに不自然というか不都合だししょうがないか。というわけで凱旋帰郷したテディと結ばれて大団円。私家出版した自伝的小説の評判が広まって大都会へのお誘いがかかるものの、自分の根ざすところをしっかり理解したゆえにそれを断るエミリー、そこがテーマ上のクライマックスでしたね。さて前半に頻発していたちょっと風変わりで個性的な人々をゆったり描写していた雰囲気が、後半にはやや紋切り型なドラマ演出に変わっていたのが少々惜しかったけど、着地点はごくまっとうでした。贅沢をいえば4クールでじっくり見たかったかも。