スカルマン#3

主人公が事件周辺をうろうろしてホカ弁買ったり珈琲飲んだりしてる間に廃劇場ではキャット(+バード+ドッグ)ファイトショーが繰り広げられておりましたとゆうお話。ウエスタン姉がいきなりムチを取り出した時はちょっとドキドキした。ていうか次のカットでバシバシ打ち込んでるし。見た目に負けないSおねえさま。作画は全体的にはやや不調(BONESの割にはという程度)だったけど、猫の人や犬の人を苦戦させてた鳥の人の足技のスピーディーさはなかなかの見ごたえでした。脚本も「マクベス」の有名な一節をキーワードとしていたのが渋い。骸骨男が口ずさんだのもたぶん台本にある台詞だよね? それにしても昭和30年代あたりの薄暗くて複雑な世情がごった煮モチーフとされているのは実に異色な味わい。警察ぐるみの謀略の匂い、あと新興宗教と芸能人のつながり(これは当時だけの話じゃないけど)とかねー。それとスカルマンの白くてなめらかなヘルメットを思わせる頭部、同じく白いスカーフって三億円事件の犯人像がモデルかなとはたと思ったんだけど、考えすぎかな。