:ミートホープの件

それにしてもあの社長の“創意工夫”には恐れ入りますな。牛肉ミンチが実は合挽きなんて序の口で、しかも内臓部位も混ぜてましたとかはまだまだ、とどめには馬肉に牛脂を合成したものを牛カルビとか銘打って売っていたとかいうんだから、もうあまりのたくましさに笑ってしまった。なんか「はだしのゲン」の焼け跡市の場面とかに出てきそうなキャラやん。羊頭狗肉ならぬ牛頭馬肉。たしかに、風味のわるい調理肉を食べた時に時折「これなんの肉よ」とふと思う瞬間ってあったけど、きっと私もこれまで何度もこういう怪しい肉食べてたなー …ま、あまり疑心暗鬼になるのも嫌だけど、外食(や一部中食)産業全体から気持ちが離れつつあるという傾向も、ここ数年自分の中にあるのも事実だったり。とはいえ、人間は雑食性の生き物だと割り切ればなんてことないし(さすがに毒性混入はだめだけど)、安かろう悪かろうが明らかにされつつあるというだけの話なんでしょうけどね。