桃華月憚#12

「命」:動物の死をモチーフとしたエピソードは苦手なんだが、今回はわりと素直に感情移入したなあ。桃香が感情を経験して我が物としていく様子が、寧々姉視点と同一化することで健気に思えたためか。あと桃花の悲しみ方が自然そのもので良かったわ。それに子犬があんまりかわいくなかった(デフォルメ具合が好みでなかった)のも語弊を恐れずにいえばプラスに働いたかもしれぬよ。それにしても、あの地における神たる由美子の仕打ちがきまぐれなのはセオリーとして納得できるけど、ひっかかるのは「昔はもっとやさしい子だったのに」という台詞。昔というのは一体?