「夜の声」：これいわゆる作画回やないでしょうか。特にでかちちと猫の描き方がいいですわ。さてお話の方は、ハイティーンでいちゃいちゃしてる奴は惨殺ｻﾚﾛｲｴｯﾌｰという冒頭からなる、今回もわりとオーソドックスな和風スプラッタホラー。屍の習性や組織システムと敵対存在といった説明部分はなおも適度に。老医師の動機を最後までとっといたのもなかなか渋いと思った。妻の首ふりはあるいは意味深か。ところで杉田声僧侶は真性Sなのかツンデレなのかどっちだ。そして常に腐敗臭がするヒロインってすごい設定…

…アニメがたまらん。そんでもって本編も一貫してダークでシリアス。ガイナックス作品としてはかなり異例なんでは。ちょっと他に例が出てこない。脚本も無難にエピソード消化とメインキャラの性格掘り下げを両立させていて見易かった。アルコールランプでコーヒーを入れてるようなレトロなバイト先の喫茶店シーンも息抜き機能としてなかなか。ところで気になってる点がふたつだけ。今回ヒロインの補佐のような形で動いていた肉体派の屍姫がOPでは出ていないこと。あと、主人公がツナ@リボーンに見えて仕方ないんだ。

…ビングミーツデッド。屍姫の匂いってどんななんだ…自分でも分かるんだろうか。くんかくんか。そんなにシャワーばっかり浴びてたらなおさら腐敗が進みそうくんかくんか。えーと、これはですね、結論からいって当たりでした。むらた雅彦監督の空間表現センスが何よりずばりとクる。特に主人公が夕暮れに大八車引いてる坂道のシーンが良かった。逢魔ヶ刻も坂もあやういシンボル。そこで少年は少女と初めて言葉を交わすわけですね。あと、アニメやマンガで孤児院といえばやたらキリスト教組織が母体という描写が多いんだ…

…どっちもよさげ。 「屍姫 赫」(BS-11)：むらた監督参加作だ！ でも脚本家と制作スタジオが自分の鬼門でーす。 「タイタニア」(NHKBS2)：杉光登キャラデザイン目的で視聴(まあ原案は別人なんだけど)。ただし田中芳樹作品はどうも自分には合わない… 「夜桜四重奏」(BS-i)：「ローゼンメイデン」以降の松尾監督の作風はそんなにピンと来てないけど、せっかくBSで映るので一応。 「テイルズ オブ ジ アビス」(BS-11)：主人公が妙にやる気なさげなツラしてるにぁ うーんやっぱ…