ブラッドラッド

エリート吸血鬼の子孫である主人公が魔界から出る発端になる動機付けが、滑らかに感じられた。肉付きがよく素直な性格のヒロインへの惹かれ方が、思春期そのものという感じで微笑ましく、その反動として彼女が肉体を失って幽霊化してからのそっけなさもさもありなんで笑えた。ヒロインが初回からガイコツ状態の亡骸になるとは思い切ったシュールさで、ギャグ寄りのコメディアニメとしては順当に作品カラーが出させていたと思う。キャラの頭数をにぎやかに最初から増やしたのも良い判断。