（と言いながらも間を置いての2、3回の見逃しアリ-）
OPとEDの曲を入れ替えて、映像の方は本編に置き換えた最終回の演出はとても良かった。ちょっとしたサプライズ展開によって第２シーズンへと繋げたエピローグ部も然り。ただ、全体的にすこし退屈してしまっていたのも事実。それは放送局のカラーゆえに予想できた結果であったけれど、原作の持つアクが抑え気味で終始したのはやはり惜しい気持ちがある。中学生ふたりが、経済的に豊かな将来や好きな女子との結婚をゴールに設定しての、言うなれば不純な動機とも見える当世版『まんが道』を期待していたかもしれない自分にとってはあまり身の入らない視聴となった。けれど、数話に一度は必ずテンポの良いコンテが感じられる安定したシリーズでもあって、総体としてはソツのない番組に仕上がっていたとも認めるにやぶさかでない。よりキャラ同士の交流が増えていく次期をちょっとは楽しみにしてみる。
