たぶん
アメリカ発の人気ゲームが原作。自分としてはまったく知らないシリーズではあったが、基本的には“戦争をやめられない種族という哀しみ”がテーマなんで、特に分かりにくいところはなかったし、ゲームプロデューサーである二名がオーディオコメンタリー(日本語字幕で観賞)で補完的設定説明をしてくれているのも親切な趣向であった。複数スタジオの競作アンソロ
ジーというスタイルだったが、STUDIO4℃がある時は
メビウス的
バンドデシネ調、またある時は正統派日本アクションアニメ作画風とまったく違う顔を見せていたのが柔軟性を印象づけていた。「Home coming」という短編は、Productin I.G制作とされているけど、どうみても実作はビィートレイン。同例のクレジット表記のブレは似た企画の「
バットマン ゴッサムナイト」でもあったから、まあいわゆる大人の都合みたいなものかなと。企画の妙味的には『
ドラゴンボールZ』以来だという
西尾大介と
中鶴勝祥のタッグが見られる
東映アニメ制作の「Odd One Out」がオススメ。日本アニメならではのロボットギミックを活かしたエッジ作画を楽しみたいなら
BONESが担当した「Prototype」。