東京マグニチュード8.0 総集編 ('09/監督:橘 正紀)

思ってた以上にガチで地震災害の様子がおそろしい。特に発生直後の巨大ショッピングモールの建物や客の様子がリアル。昼間でもビルの中は電灯が消えれば暗いのだと、今まで考えてみたことなんてなかった。前半はハザートものとして外側にあらわれる爪あとをいかにサバイバルするか、後半は人的被害に衝撃をうけその後の立ち直りを模索する人の内面を描いているという構成にも無駄がなく、地震警戒啓発としても、ヒューマンドラマとしても成立している優れた出来だった。