33号

あねどきっととらぶるの限りなく直喩に近いエロ合戦には目を疑った。読者への罪作り度では前者がやや優勢か。
<新>鍵人(田中靖規):90年代OVAでよくあったポスト滅亡型SFの典型世界観ではあるけど、地下鉄のシーンのインパクトが秀逸。画風は師匠である荒木飛呂彦の影響が大分抜けた(鍵穴が人体に現れるというアイデア自体は影響大)けど、今度は二昔前の士郎正宗にちょっと似てるよーな。まあヒロインの褐色短髪ぶりがかわいいからいいや。アクションが見やすくて爽快感もあるしかなり好印象なスタート。NARUTO:死にかけに見えるほどポッと出のキャラにボコられる主人公。岸本先生も時には読者の意向を直観的にくむこともあるんだナァ… バブ:この人、足先が描けないという弱点ある。ともあれ葵のスカート姿が良かったのですべて丸くおさまった。いぬまる:人の祝いにかこつけて馬鹿騒ぎしたいだけという描写がとある実在編集部を思い起こさせすぎてギリギリ感最高。サイレン:非能力者らしき生身の人間に警告なしで短剣を腕につきたてるヒロイン…だと… こち亀ローザリアン大原の巻。和風ローズガーデン見たい! トリビア連発といいオチの切れ味といいここ数ヶ月で一番好き。スケダン:間を置いて描かれる主人公の秘密完結編という趣向がいいし、ルミとアカネの現実味ある女性ぶりもいい。作者の持ち味が活かされた回。ぬらひょ:過去編は終わってみれば花開院家が一番得した結果に(劇中外両面)。ゆら兄たちは全員血が繋がってないのだろーか。純粋にライバル同士ってことか。バクマン掲載順落ちてるのはむしろ原稿仕上がりが遅いせいっぽいけど、それがサイコー入院(病状がリアル)展開とダブってなんだか読んでて不安に。AKABOSHI:新キャラ大量導入。これは二、三週前にやっておいた方が良かったかも。戴宗と林冲の屋根上激突の後に挿入とかで。
黒子のバスケは最近はじまった中でかなり腐女子人気高いらしいけど、それはさらりと読んでてもなんとなくうなずける。意識してない色気のあるフィジカルさやら女監督の油っけなさも作用したホモソーシャル性とか。ところで緑間はキャラと名前の要素により私の脳内では緑川光の声で再生済。