獣の奏者エリン#15

エリンがジョウンから巣立つ決意をするという、不安と期待がないまぜになった心情の演出がとても清清しい回。訪ねてきたジョウンの息子がエリンに口を利こうともしない描写やジョウンがずっといっしょに暮らそうと言いかけて口ごもる様子からは、思春期の少女をめぐる微妙さが感じられてジュヴナイル独特のほのかな性の香りがあったと思う。