1号

表紙は題してきれいなジャイアンと楽しい仲間たちのハイキング
ジパング牛歩展開も作家側に年期が入ってくると堂に入ったものだなあ。とりぱん買った野菜にトンボがまぎれこんでるなんて、相当な確率に思える。虫が人を選ぶのか、なんこ氏が野生生物と縁のある星の下に生まれたのか… ラキア:引き続き、ものすごく…ありがちな生い立ちエピソードです… 反面絵柄のアクはやや薄れてよみやすくなってきたかも。西遊妖猿:推定沙悟浄が不審者すぎてなかなか愉快。悟空にひどいこといわれてはる。ディアス:おばあさんについての扱いのコミカルさと事後とに区切りがほぼないのがこわい。シマシマ年上キラーマシュ。学生ではないっぽい? フリーターなんだろうか。<読切>RAIL GIRL〜三河の花〜(池田邦彦):第54回ちばてつや賞大賞受賞作。ところで、こうの史代体験を経るとその影響の大きさをようやく具体的に感じ取るようになった。とはいえこの作品は在宅駅長(なんていってったっけ特定郵便局の駅版みたいな)を勤める未亡人の小学生の娘を主人公にした設定をきちんとストーリー展開させているのでまあ文句はないです。強いていえばモーニング誌面には地味すぎるってぐらいで。
ようやく西で遊ぶお猿さん漫画に動きが出て活劇の醍醐味が。面白かった。