マコちゃんのリップクリーム(1)

マコちゃんのリップクリーム(1) (シリウスKC)

マコちゃんのリップクリーム(1) (シリウスKC)

聞いてくださいよ。発売日から数ヶ月遅れて買ってまず奥付を確認したらなんと『第二刷』とあるんです。うわぁ尾玉単行本全部持ってる私でも初体験と寿いでたら、Amazonで第二巻がすでに品切れ。10月23日発売ですよ? 講談社、なみえファンどんだけ少なく見積もってるねんという。あ、でもポップな装丁は集英社の時よりナイスだと思います。
…さて、集英社時代からの同名シリーズにさらに設定が付け足されており、めめんとを大人にして塩味を増したような魔女キャラと使い魔(なみえはんの描く猫かわいいなあ)がレギュラー参戦。舞台も小学校にとどまらないようになって、一見してあっさり目になった画風とうらはらになみえワールドの回転はまったく衰えず。出来としては河童のエピソード(清輪くんへの攻撃極まる見開き分二頁最高だなあ。皿UFOに乗って飛ぶシーンの80年代的チープポップのハイテンション泣ける。ピンクレディーの声でコールが脳内再生)がベストだと思うけど、個人的には作者の十八番である間違った方向フェロモン話がすごく好き。わし、生のなみえはんはドン=K=ヌッツォみたいな人だと思うんよ! 見せちゃいけない場所でお宝ポロリ!!