タイタニア#2

作中の驚愕の事実として、艦隊が星の海をゆく遠未来にも靴磨きという職業が存在した。あと第一話では古式ゆかしいフーセンガムも確認されました。遠未来あなどれん。お話の方はタイタニア一族が非常に強権主義で身内でも親戚同士(現当主には継嗣がいないってことか)で出し抜きあう剣呑な家系だという更なる確認と、ファン・ヒューリックの行き当たりばったり人生の詳細。田中作品(というかライトノベル)の特徴として噛んで含ませるかのごとく分かりやすいシナリオ(政治的配慮で負けなきゃいけなかった前線で勝ってしまった司令官を呼びつけて直接叱りつけるとかオモシロイネ)ながら現在のところさほどクドくないんで、その情報量の薄さがむしろ気楽でいい感じ。これなら地上波でも子ども向けで流せるね。ただし主人公に最初から愛人がはべっているようなんだけど(濡れ場がないから補佐役って位置付けなんだろうか)。