黒塚 KUROZUKA

主人公は他作品と比べるとえらく普通な性格の九郎判官義経で、ヒロインはこれまた珍しいまでに純和風美女。しかしお嬢様は生き血をすする鬼女だったのです☆ 逆さまふんどし男をぺーろぺーろじゃそりゃどんな豪傑もビビる。色んな意味で。えーと、事前にまったくフィルムが宣伝として流れないということで出来に大分不安感を持っていたものの、初回に期待されるだけのクオリティはきちんとクリア。演出も無難ながら勘所は押さえられており、特に主人公が熱にうかされての夢現に迷う表現は実写邦画並の風格があった。アクションの見せ方に有名洋画のカットをほぼまんま引き写したようなものがあるのは、興ざめを差し引いても動かし方に気持ちよさを見ていて感じたし、これは1クールこのまま突っ走ってくれるのを期待して、やはり今期本命。…しかし義経は不死化する前にしぶとすぎる! 何度、倒れ伏す→大出血→数カットのち普通に立ってる→斬りかかる ってやったよ…