ゴルゴ13#21

ガリンペイロ」:…とはアマゾン流域でダイヤを掘り出す山師…とは名ばかりで実際のところは里人の生活を蹂躙するならず者…という視点が入ったサブタイトルで、もう一方のターゲットである(しかし依頼者はこちらの掃討まで願ってはいなかったような)現地武装公安組織ともども、悪党は名目とは関係なくのさばっており、おそらくはある種の秩序にこだわりを持つゴルゴにとっては割りに合わない仕事ではあるけど、ちょっとした義侠心を発揮したくなった…というエピソードだったように思うです。それにしても陽動のためのハイジャックの方がミッションの核にみえるというのは、ゴルゴの細心なお仕事スタイルがうかがえて面白い。とにもかくにも、これまでの放映回の中でもっとも派手でなおかつゴルゴのイレギュラーなモチベーションがほのみえるシリーズ上のターニングポイントだったなと。