PERSONA - trinity soul -#3

「マレビト」:28歳キャリアに彼女がいないわけねーだろという腐女子視聴者に容赦ないリアリズム、キッチンシステムが旧式なのと合わせて好きです… ところで本作のキャラデザインは基本的に猫目なんですね。作画は動きも合わせて良い回だった。作画監督複数体勢の回でこのクオリティということは物量作戦ができる資本力がバックにあるということなのかな。DVD売れるといいですね。さて今週のハイライトは強制影抜き団チームリーダーと長男のペルソナ対決。ガチバトルながら常にペルソナ体が半透明で表現されているので、夢か現かという演出意図が明確なのが良い感じ。ただ戦ってる当事者にとっては、20代半ばぐらいになるとやってる自分が恥ずかしくなるかもな(笑) あと他人を思いやれたり疑う事を知らなかったりするめぐみや叶鳴のキャラが好きになれた回でもあった。アフロくんも友達思いな素直な性格みたいだし。一方、死んだとされる末妹らしき謎の存在は二つの容姿を持っているようで、長男が垣間見る方は時間の流れとともに成長した姿、生家のまわりでは実体をなくした時のままの姿ということだろうか。精神体は三男に憑依中? それにしても、むとうやすゆきの脚本はいいですよね。バジリスクのあたりから若手ライターではこの人がイチオシ。今回はおっさん刑事が兄弟仲が微妙なのを見越して慎に内部協力者の役割をふったり、データパスワードに勘付く伏線が第一話のなにげないシーンにすでに置かれていたり、それらを包括して行動理由になってる慎の動揺の描写とかがもう意識されないほどの巧さ。