神霊狩#7

やばい、段々予告ナレが本編のどの描写と関連しているのか分からなくなってきた。今回説明された、脳器質の異常により身近な人が他人と入れ替わっているという妄想にとりつかれる症例(ゾナー夫人、だったっけ)は脳の不可思議さを印象付けるとともにまさゆきが親を自分の血縁と感じられずに懊悩している内面の引き合いに出された、というところか。ストーリー展開としては、信がもといちゃん(方言の乱暴な汚らしさの面が程よく出ている媒体としてのおっさん)の選挙事務所に大胆に乗り込んで、父との関係を質したことで一歩(いや半歩ぐらいかな)進められていた。それにしても主人公たちは三人ともそれなりに感情や意思をストレートに表現する見ていて分かりやすい少年たち。この点は、90年代に同じ監督と脚本家で発表された「lain」と大きく異なる。視聴者の好みの変化が反映されているのだろうか。