ガンダム00#5

イムリミットアクションエピソードの枠の中で、テレビまんがとしての“正義の味方”のチームワークを幼児に向けて演出しつつ、元気なガールフレンドキャラとのラブコメ色で10代男子視聴者に目配せ、そして導入編を経てようやく説明部分が減ったシナリオで人物同士の掛け合いが描ける力量があることをマニアにもアピール。ついでに逆シャアの有名なシーンを思わせるオペレーションでガンダム好きにまでサービス!…素直に完成度の高い回だったと思う。特にアバンと末部の少々の緊張感の入ったそれぞれの会話が良かった。演出も秀逸だったんだろうなあ。というわけで今回担当の榎本明弘という名は記憶したいです。しかし衆人環視の中を急に四つんばいになって呻きだし(クローンの脳共鳴とはすでに古典ネタですな)続けていきなり覚醒して「ご愁傷様」とか他人の不幸を冷たい眼で突き放したと思ったら、直後にまるで天使と悪魔みたいな分裂自我同士で会話しはじめて。あまりのちうがくせい思考まるだしなアレルヤの描写には爆笑してしまった。こんな清々しい土6はブラぷら以来だぜ。