首相や皇太子妃さえも「空気読めてない」とかいう曖昧な理由で心身不調に追い込むこの国の空気は、確かにKAMI100倍希釈ぐらい混じってるのかもしれない。なんかやっぱり独特というか異様。おいら半死人のそーしゃるぞんびーだから好き勝手言っちゃう! しかし小泉再登板きぼうとか言ってる人らには驚く。そんなにアイドルが欲しいかー(トミノ語調で)

鴉-KARAS- #1〜3

タツノコプロのアニメを見るのは「ソウルテイカー」以来かな。リアル寄りの骨格、主人公は黒髪で控えめな外ハネ、そして目元の涙袋。さらに本作では男にも唇に色トレス。なんかクールだわー。かっこいいわー。バタくさいのが、外国輸出におもねってではなくプロダクション伝統というのが渋い。お話は一言でいうと妖怪退治もの。第一話の敵は河童、第二話は輪入道、第三話は土蜘蛛と鎌鼬。人の世に反乱したい物の怪が党派を組んで、物理体を得て、その代償に人の生き血をすするという設定も明解だし、鴉の主人のような少女ゆりねの心の所在(第一話のラストで歪む顔が意味深で非常に気になる)、鴉とゆりねの契約の詳細(第三話のラストは一時的に解約されたんだろうな)など次の巻が気になるフックもあるしでパッケージとしてはなかなかの出来だと思いました。戦闘時の3D処理も単なる低予算処理にはなってないし。見ごたえあります。第一巻で特に感じたけど、2Dとの混合スタイルで作ってる? あとコロポックルみたいな妖怪がかわいいなあ。雨降り小僧のかたつむり触覚とかたまらんね。