2010-03-26から1日間の記事一覧

戦う司書#26「贖罪と惑と本の中の本」

冒頭から価値の転倒に次ぐ転倒。ラス前にきてよもや新しい趣向が来ようとは予想してなかった。もしかしてハミュッツにとっては、手当たり次第に投石で仕留めることが愛の移入だったのか? そもそも彼女にとって死とはどういう概念なんだろう。愛を恐れるのは…

春、深夜二時。西向きの洗面所の窓を開けるとほどよく熟れた月。だが満月にはまだ遠かった。