鋼の錬金術師FA#22

その前に、ついったーの方に置いた感想前二話分を浚っておきました。
「墓前の父」:父、もしかして不老?若きピナコらしき人物と一緒に写ってる写真で容貌変化なし。にしても、たとえ錬成したのが愛する身内でなかったとしてもソレに魂が宿ってなかった証明にはならないし、罪深さに変わりない気がするんだけど、それはスルーなんだろうか。…え、黒髪の男性体錬成物にはアルの魂が一時的に入ってたという推論だったのか。よく分からなかったや。そのあたりの法則はまだ未知というわけだろうけど、それでもやっぱりすべての人体錬成は物体であり魂はないという総論にはならないと思うんだけど。
「愚者の前進」:マスタングは仲間には甘い部分も残してるという漫画としての理想キャラなわけね。でも以前よりかは好きになれてきた。スカーの刺青とウィンリィ両親殺害事件目撃者証言の関連に今更ながら気付くエドや、マルコーの失踪がようやっと明らかになど、情報の伝わり方の時間差を意識している構成ぶりは意外とアニメとして珍しいのでは。作画は苦渋のハボックやランファンの危機にシリアスな顔つきになる宮野真守(キャラ名忘れ)の表情が○
「遠い背中」:聖域に置かれていたかのようなウィンリィもとうとう憎しみの連鎖に巻き込まれる瀬戸際に。数話をまたぐドラマのうねりが大河的構成で他にない厚みがあるのはやはりいい。スカーから見たアメストリス人の青い眼が非人道性をあらわす無個人さの象徴になってしまっていたという比較的オーソドックスな演出も巧くさりげなく機能してた。