黒執事#7

妖犬伝説の村へご出張の巻。現代では動物愛護先進国とされるイギリスの近代までの暗部を取り扱うとは、ますます侮りがたし。表面的なスタイルだけ取り入れて澄ましてる作品よりかは全然好き。シリーズ構成的にはセバスチャンが「犬はきらい」と何度も口にすることで、シエルはじめ社会組織に囚われざるを得ない人間一般をからかいながらも、後半では共感する素振りをちらと見せ始めている点に注目。