第28回2013年春調査

アニメ調査室(仮)さんにて開催中。以下、回答記事です。

2013春調査(2013/1-3月期、終了アニメ、55+2作品)

01,マギ,B
02,GJ部,x
03,戦勇。,x
04,琴浦さん,F
05,GON ゴン,x

06,キングダム,x
07,閃乱カグラ,x
08,新世界より,A
09,FAIRY TAIL,x
10,ラブライブ!,F

11,バクマン。3,x
12,まんがーる!,x
13,ヤマノススメ,x
14,あいまいみー,x
15,爆TECH!爆丸,x

16,しろくまカフェ,F
17,探検ドリランド,x
18,石田とあさくら,x
19,おしりかじり虫,x
20,ズモモとヌペペ,x

21,地獄ようちえん,x
22,gdgd妖精s 第2期,x
23,ダンボール戦機W,x
24,幕末義人伝 浪漫,z
25,たまこまーけっと,S

26,絶園のテンペスト,B
27,まおゆう魔王勇者,x
28,リトルバスターズ!,x
29,みなみけ ただいま,x
30,AKB0048 next stage,x

31,銀河へキックオフ!!,x
32,スマイルプリキュア!,x
33,八犬伝 東方八犬異聞,F
34,ジョジョの奇妙な冒険,S
35,イクシオン サーガ DT,C

36,AMNESIA (アムネシア),B
37,僕は友達が少ないNEXT,x
38,D.C.III ダ・カーポIII,x
39,さくら荘のペットな彼女,x
40,僕の妹は「大阪おかん」,x

41,キューティクル探偵因幡,A
42,THE UNLIMITED 兵部京介,B
43,PSYCHO-PASS サイコパス,B
44,ささみさん@がんばらない,F
45,ジュエルペット きら☆デコッ!,x

46,バトルスピリッツ ソードアイズ,x
47,ビビッドレッド・オペレーション,x
48,ぷちます! プチ・アイドルマスター,x
49,デュエル・マスターズ ビクトリーV,x
50,俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる,x

51,ROBOTICS;NOTES ロボティクス・ノーツ,F
52,問題児たちが異世界から来るそうですよ?,x
53,プリティーリズム ディアマイフューチャー,x
54,超ロボット生命体トランスフォーマー プライム,z
55,NARUTO ナルト SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝,z

56,ガールズ&パンツァー (全12+2話),x
57,銀魂' 延長戦 (新作話のみ),z

再調査 (27回調査に参加している方で、未評価だった方のみ)
27-04,はいたい七葉,x
27-10,生徒会の一存 Lv.2,x

{最終話の印象を軸とした寸評}
「マギ」B:序盤以後は割と低位安定な視聴感だったが、序盤のレベルの高さと最終話で持ち直した演出ぶりとでそこそこ。
新世界より」A:いたずらに思わせぶりにとどまった描写が時折顔を出したものの、状況が急転する後半部のカタルシス、静かな語り口へ再び戻った最終話の余韻は、これぞ一般文学原作アニメとしみじみ実感されるものだった。
たまこまーけっと」S:実は卵のように脆い「いまここ」をさりげなく愛おしんでみるためのファンタジーご近所アニメ。毎週ぞんぶんに癒された。暦が一巡りする最終話には穏やかさのなかにどこか不穏さが潜む。そこがまたいい。
絶園のテンペスト」B:趣向としては目新しかったかもしれないが、1クール目と2クール目の基調演出の統一感に関してはもっと神経を払ってほしかった。一定以上の丁寧さは見せながらも、傑作になりそこねた大団円ぶりだったと思う。もっと奥行きのある世界観が見せられたはず。
ジョジョの奇妙な冒険」S:当初は新鮮そのものだった色彩設計や擬音嵌め込み演出も中盤ではやや飽きてはいたが、それとは関係なく第二部の大団円も第一部の締めくくりに負けずに、そこでのエピソードを踏まえてならではの素晴らしさを見せていた。堂々とした最終回ぶりに感動した。
イクシオン サーガ DT」C:ところどころで瞬発力のあるギャグや人間観察の深さを垣間見せていたが、このプロットで2クールは少々長すぎた。それでも最終話にそれなりの成長物語としての余韻をもらったので文句はないんだけど。
AMNESIA (アムネシア)」B:これは…最終話のやっつけ種明かし成分だけが足をひっぱってる。それ以外の話数はA評価。耽美さと自己諧謔とのあわせ技こそ乙女ゲーアニメの真髄。
キューティクル探偵因幡」A:序盤から順調にトルクを上げていき、中盤のシリアスの濃い過去編で最骨頂に達し、かと思えば動物アルカトラズで思いっきりファンタジーギャグに振りきり、そして着地も滑らかな曲線を描いていた。1クールで色々な趣向を見せつつもシリーズとしての統制がよく取れていた。
THE UNLIMITED 兵部京介」B:兵部と早乙女の現在時間軸においての対立性の象徴表象が甘かったので完結部ではいまひとつ乗り切れなかった。いっそB級テイストに徹してもっとドンパチ派手な最終話に仕立てた方が良かった気が。兵部のいたいけな過去まで見せてきた中盤の回想編は個々の描写クオリティにおいても意外な拾い物。
PSYCHO-PASS サイコパス」B:槙島はもしかしたら要らないキャラだったかもしれない。完全に精神病質型犯罪者として目覚めた狡噛を、自分の中で整理がつかないまま追う朱…とかそれぐらいの濃い人間ドラマを心のどこかで期待していた。でも、決戦の舞台となった北陸の風景はやはりいいね。なかなかリアルな空気感あった。