2023年冬(第1クール)アニメ所感

今期はひさしぶりに自分の好みに合うシーズンになりそうなので、視聴継続しそうな作品をリストアップしてみます。順番はdアニメストアで更新される曜日順。

The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War
近世ヨーロッパ風ファンタジー戦記。怪物倒しと政治劇がストーリーの二本軸となる模様。たぶんゲーム原作。少女戦士が主人公なのだが、朴訥な人柄っぽいのが新鮮。佐藤英一監督は職人系ディレクターとして私は好感を持ってる。

アルスの巨獣
こちらも同じく近世ヨーロッパ風の舞台に、怪物倒しと…ずいぶん被ってるね?まあこういった偶然はアニメ放映ではよく起こるよね。ただしこちらは完全オリジナル企画の模様。事前期待からの上昇値としては今期イチ。SF小説家の海法紀光をシリーズ構成と脚本に招聘しただけはある第一話からの世界観の完成度に興奮した。てへ♡系ロリータキャラにみえるヒロインもハウス名作劇場の人物並みに息づく実在感が肌触りとしてあるのが良い。主人公の方は隠された資質を小出しにされていく作劇で、それも好み。あ、ジブリっぽくも少しあるね。ジブリというかラピュタ

吸血鬼すぐ死ぬ2
第一期よりやや勢いまかせの演出かなとも感じたが、ジョンが変わらず可愛ければそれでよし。あとこの作品の建物密度、自分の中の横浜のイメージにしっくりきます。

テクノロイド・オーバーマインド
気温上昇で人間が働けなくなった世界で、アンドロイド少年4人が自分たちのエネルギー代を稼ぐためにパフォーマンスコンテストに出るというなかなか個性的な出だし。もしかしたらちょっとしたら飽きるかもしれないけど(またシンガーユニットものか)という先入観を飛ばしてくれるような爽やかな空気があった。かっこ付けから意図的にテンポ外ししている案配もいいと思う。四人で縦に乗る水上スクーターの移動シーンとか。

TRIGUN STAMPEDE
デザインがリファインされたヴァッシュがかわいい。 一つの"あたらしい古典的人気作"を再構成してフルCGアニメとして送り出すのは勇気のいる挑戦だったと思うけど、思い入れのない身としてはより新鮮に楽しめていい。

NieR:Automata Ver1.1a
これも覚えづらい番組タイトルだなあ。原作ゲームは名前ぐらいは知ってる。人間のかわりに戦争をする美少女/美少年アンドロイドたちの抒事詩をドライな演出で描くという作画リソースのかかりそうな趣向だが、第1話は満足のいく出来。

もういっぽん!
おそらく組み合いのアニメートに非常に手間がかかるので滅多につくられない柔道競技がテーマ。そこに女子高生グループの自然な掛け合いが織り込まれるのでとても自然に楽しめる。サバサバ女子高生がモテモテ同性ハーレムの中心にいるというのも、乙なもんですな。


僕とロボコ
前期からの継続。全話はずれ無しで笑えて凄い。やはり大地監督のミニ枠ギャグアニメは至高だ。