「ブギーポップは笑わない」(BS11)
一大潮流を起こした原作だが、自分はほとんどこれまで触れることがなかった。王道と異端、それぞれの要素のバランスが非常に好み。ジュブナイルとして地に足の着いた脚本とアニメーションの特長を活かした演出とどちらも素晴らしい。
こちらは原作を大分前に読んだことがあるが、記憶はそうとう薄れている。時代劇のいつ観ても古びない無常の色合いがきちんと踏襲された手堅さと、それに甘んじない隠し玉との気配。
「約束のネバーランド」(BSフジ)
原作未読。画面から目が離せないほどに演出の好みが合うわけではないが、先の展開は十分に気になる。
前シリーズでやりつくした感があったので、大丈夫かなと思っていたが、蓋を開けてみれば強敵感も展開速度もフルスロットルだった。OPとEDもどちらもパワーアップ。
<前期からの継続>
「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」(BS11)
メンバーの過去が描写され、敵チームも本格登場していよいよ本題突入。非常にスリリングでテンポがいい。作画も好調。
「風が強く吹いている」(ニコニコ動画)
第一期の屈折した感じが薄れたことで自分にはまぶしすぎる部分が出てきた。が、そんな因果なレベルの話とは関係がなく、これもいまどき奇跡的なまでに出来がよく志の高いアニメである。