「とある飛空士への恋歌」全13話視聴完了

作品名通りの恋愛物として、初々しい人間関係をオーソドックスに楽しめたし、オリジナリティの強いプロペラ機が織り成す飛行アクションに見入った回も多かったが、『空の一族』についての情報明示や具体描写が不足したままに、主人公自らが前面からの武力衝突を訴え、実際に紛争に突入する最終話は締め括り方としてあまり受け入れられなかった。カルエル、クレア、アリー、イグナシオといったメインキャラたちにはそれなりに愛着を持てたので、まったく記憶に残らないというレベルの作品ではないとは思う。