〜2013年アニメアウォーズ〜

(おちゃつのちょっとマイルドなblogさんの企画に便乗させていただきました。)
・最優秀作品 「銀河機攻隊マジェスティックプリンス
 オリジナルロボットアニメを柔軟な発想の設定と脚本で存分に見せてくれた。終盤が尺で押してしまった点のみ惜しい。
・特別賞 「COPPELION
 設定まわりが大雑把でツッコミどころは多かったものの、原発事故以後の社会の閉塞感を気分だけでも前向きに打破しようとする率直さなメッセージ性に好感を持つ。
・キャラ部門 (男性)ウキョウ(「AMNESIA」)
 すべてがエキセントリック。あらゆるカットで背景から浮いているというある意味目の離せないキャラ。
        (女性)一之瀬はじめ(「ガッチャマンクラウズ」)
 一般化された女子高校生像に、破壊神を封じ込めたような底しれなさ。それでいて、それだからこそ彼女はきわめて普通の人間としてリアルに描かれていた。
・OP部門 「ローゼンメイデン(新)」
 ロングショットの割合が高いのに耽美度が落ちない。不思議な演出手腕。
・ED部門 「有頂天家族
 赤い手袋の少女から夜の四条界隈を闊歩する女へと変貌する弁天様…を見上げる矢三郎に同化してやまない。

<以下は当ブログ単独の補記になります>

・声優部門 (男性)宮野真守
 「ガッチャマンクラウズ」ベルク・カッツェの怪演、「カーニヴァル」與儀のつかみどころのない性格を適宜とらえた柔軟な解釈がそれぞれ良かった。
      (女性)藩めぐみ
 様々な役柄にチャレンジして地道にキャリアを積んでいる印象。
・音楽部門 澤野弘之(「進撃の巨人」「キルラキル」「機動戦士ガンダムUC」)
 エモーショナルの追求と作品世界との調和への果敢な挑戦姿勢は印象強度が桁違い。
・劇場アニメ部門 「かぐや姫の物語
 他に似たものがない水彩調のルックス、女性考のスタイルでさらに広い「生」の輪郭をつかむグリップ力の高さ。『ほんとうの高畑勲』がそこにはあった。