「氷と炎の歌」シリーズ第一部「七王国の玉座」を原作とした『ゲーム・オブ・スローンズ』日本でも放映開始。

原作通りではあるが、序盤ということもあって戦闘描写がほぼまったく無いために性交シーンがやけに目立ってしまっているのはお茶の間視聴にそぐわず少々難儀だった(笑) いや、それにしても。原作再現性の高さはものすごい安定したレベル水準。舞台美術のみならず、キャストイメージまで小説での描写通りなのだから、これはドラマスタッフの意気込みを示すと同時に、原作者マーティンの、文章力の平明さと表現性の鮮烈さをも再確認できる結果に。つまり、みんなみんなが満足できる超ドラマです。画面のゴージャスさは、劇場スクリーンで観ても遜色なさそうだし。
付録映像として、ドラマ監督や脚本家のコメントも紹介。乱世における社会システムの過酷さというギャップ、それでも人間心理は現代と十分に通じるという妙とを描くという、制作者の"理解ってるっぷり"が分かってさらに期待がつのる内容だった。