47号

なんだか読んでて気持ち置いてけぼりになる事が多い最近のモー。
聖おに:恒例出張版。これほんと出オチのまま巻数重ねてるってのは凄いな。あと二人の会話の間の心地よさとでか。しまこうさん:男全マキのマフィア所業へのかるーくぺらーいリアクション見て、言い知れぬ不快感というか。ありふれた無関心ではあるけど、自分としてはクリエイターの作品からそういう無造作なものを嗅ぎ取りたくない。ジパング菊池と桃井は十年間、盟友から一線越えなかったの…? 経済的成長やら精神的カタルシスは“本来”の戦後より欠けていたというバランス感覚は良かった。<終>ディアスポリスモーニング屈指の名作と思っているので、やや肩透かしな最終話。裸の王さまとのラストバトルで一週、ズィンズィンとの関係総括兼エピローグで一週ともう少し尺がほしかった。宇宙兄弟演出的には盛り上がってるのだが、自分としてはなぜあのタイミングであのマシンが日々人の目の前に現れたのかが呑み込めない。小規模:奥さま、難産だったんだなあ。お腹押すんだ。もう大丈夫ってあたりのやり取りみたいなのはリアルな空気感じた。シマシマこいつら…いやこの方たちの悩みってほんと地べたはいずる自分のやふなやからとはレベルがちがうと麿は思うたなり。はい僻みですー。だってガイなんて別に就職で悩む実質的な必要なんてないんですもん。へうげも:両斑ってなに。貴族って意味でいいのか。英子を日本に連れてくとはにゃあとした嫁が妬きそうなもんだけど。
ディアスポリス、終盤は駆け足だったけどほんとに面白く読めるいい漫画だった。東京に行った時、十年前よりさらになし崩し的な国際都市化が進んでるのを目の当たりにして、嗚呼あの漫画は現実を写し取り、さらには希望的将来像を描いてもいたのだと考えました。長い連載おつかれさまでした。