カイバ#11

「まわるファン」:やべ、紫ガスの意味わからんかった。えーと、原生植物カイバから惑星の運命を守るために、下層民の記憶を一時的に強制収集してるんだっけか? まあいいや、個人の思い出が全然大事にされない方向にトップの判断がいってる事(つまりこれも「人類補完計画」ものじゃないか)さえ分かれば。あとカイバはワープの意識を完全に取り戻して、世界の王としての責任を果たそうとネイロを置いて執務室へ向かった模様。ダチョウみたいな生き物の記憶をネイロが吸いだしてたみたいだけど、それは最終回へ向けての仕込みかな。今回はね、朴王路美のまだらイカレ演技の見事さに尽きます。自分の身勝手な所業に耐え切れなくなった男が、時に過去の関係性に退行し、時に未来への野放図な夢に酔い暴走した企図を発する。「だめだ こいつはやくなんとかしないと…」状態がひしひしと伝わってきました。サテのポポへの秘められた思い入れがあの殺伐とした瞬間に描写されるというのもかすかに切なくて痺れた。アニメート面では、空中を逃げるポポがサテを抱えなおす箇所と、サテの折れた左足首(あの哀しいボディ…彼女もまた体が弱かったんだろうか)がぶらぶらしてるところが印象に残った。あと人間体だったころのポポ母がなかなか薄幸きれい。ネイロ母もきれいだけど、彼女はもっと健康的な美人。で、最後のロボットキチがすべてを持っていく、と(笑) っていうかおまいもチップ化してたの?