電脳コイル#26(終)

「ヤサコとイサコ」:感情的な煮え切らなさが終始あったヤサコが共感の手を精一杯に孤独なイサコに差しのばすというドラマ面がなかなか熱かった。設定の分かりにくさは最後まで拭えなかった(っていうか集団無意識につながる可能性がある電脳玩具なんて普通に考えても危なすぎる…)けど二人のヒロインの最終的な到着点にはいたって満足。イサコがデレ期に入ったままという安易さに流れなかったのも無難。…ただ再転校させずにそのまま同じ中学に上がって、普段は距離を置いたままという描写でもよかったと思う。それとマユミがヤサコに連絡を取ろうとしていたのははざま交差点の謎をヤサコが解いた事が背景にあると思うんだけど、尺が足りずに説明不足だったのはもったいない。あと猫目兄どうしちゃったの(笑) 失意のあまりネカフェ難民でもやってるのだろうか。はやく見つかるといいですね。最後に言いたいのは、金沢と大黒市の意外なまでの近さに驚いたこと。こりゃほんとにメガネ産地県の福井が地理モデルなんではと思わされるほどだった。