第36回2015春調査

アニメ調査室(仮)さんにて開催中。以下、回答記事です。


2015春調査(2015/1-3月期、終了アニメ、61+2作品) 第36回

01,戦国無双,x
02,ユリ熊嵐,S
03,暁のヨナ,C
04,みりたり!,x
05,(欠番)削除不可,x

06,団地ともお,x
07,七つの大罪,A
08,オレカバトル,x
09,マジンボーン,B
10,純潔のマリア,B

11,テンカイナイト,x
12,デス・パレード,F
13,うわばきクック,x
14,(欠番)削除不可,x
15,ヒーローバンク,x

16,幸腹グラフィティ,x
17,夜ノヤッターマン,C
18,山賊の娘ローニャ,A
19,新妹魔王の契約者,x
20,GO-GO たまごっち,x

21,寄生獣 セイの格率,F
22,秘密結社 鷹の爪EX,x
23,聖剣使いの禁呪詠唱,x
24,牙狼 GARO 炎の刻印,A
25,銃皇無尽のファフニール,x

26,冴えない彼女の育てかた,x
27,蒼穹のファフナーEXODUS,S
28,弱虫ペダル GRANDE ROAD,C
29,美男高校地球防衛部LOVE!,x
30,探偵歌劇ミルキィホームズTD,x

31,クロスアンジュ 天使と竜の輪舞,x
32,ガンダムビルドファイターズトライ,x
33,フューチャーカード バディファイト,x
34,ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ,C
35,アイドルマスターシンデレラガールズ,x

36,キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎,x
37,超爆裂異次元メンコバトル ギガントシューター つかさ,x
38,少年ハリウッド HOLLYSTAGE FOR 50,x
39,みんな集まれ! ファルコム学園SC,x
40,がんばれ! ルルロロ 第2シリーズ,x

41,ログ・ホライズン 第2シリーズ,F
42,ハピネスチャージプリキュア!,x
43,Bonjour♪恋味パティスリー,x
44,ガンダム Gのレコンギスタ,B
45,うぇいくあっぷがーるZOO!,x

46,デュエル・マスターズ VS,x
47,艦隊これくしょん 艦これ,x
48,アルドノア・ゼロ 第2期,x
49,アブソリュート・デュオ,x
50,ふうせんいぬティニー,x

51,レディジュエルペット,x
52,ドラゴンコレクション,x
53,ローリングガールズ,B
54,神様はじめました◎,x
55,デュラララ!!×2 承,x

56,まじっく快斗1412,x
57,ドアマイガーD,x
58,血液型くん! 2,x
59,四月は君の嘘,z
60,東京喰種√A,C

61,SHIROBAKO,A
62,DOGDAYS'',x
63,ISUCA,x
64,おにくだいすき! ゼウシくん 2期,x
65,野良スコ,x


{総評、寸評}
シーズン初めの印象よりもずっと充実したラインナップとなった。全体としての満足度はかなり高い水準に。

ユリ熊嵐」S:寓意描写の分かりにくさが、シリーズ構成の成功によって世界観の展開に繋がった。絵柄のオリジナリティとキュートさも大満足。
暁のヨナ」C:作画、演出ともに瑕疵が見つからないが、強いていえばオーソドックスすぎて退屈に感じられる時があった。
七つの大罪」A:マスコットキャラである豚のホークの可愛さはそれだけでも視聴に値した。突出した部分がなく感じられるのは、バランスとクオリティがどちらも高水準なため。
「マジンボーン」B:4クールの中で波が平坦ではという構成ぶりもあったものの、落ち着いてテーマを追う誠実さが、最終話の爽やかさを呼んだ。
純潔のマリア」B:ファンタジーであるものの現実のヨーロッパ中世に材を取った風俗考証の凝りようで魅せる作品。ただ、最終話の落としどころが問答によっての予定調和に感じられて好みではなかった。
夜ノヤッターマン」C:アイロニーとペーソス漂う空気感は悪くないが、エピソード単体の密度が低い回があったのが惜しい。
山賊の娘ローニャ」A:親子関係、敵対組織という二つの対立の構図が、衝突を経てやがてゆるやかに和解していく過程を森の四季を背景に丁寧に追った佳作。『ハウス名作劇場』よりもキャラクターが破天荒なのがポイント。
牙狼 GARO 炎の刻印」A:中盤に作画や構成にダレが見られたものの、序盤の濃密な雰囲気と終盤のテーマへの焦点ぶりが素晴らしい。オリジナルアニメかくあるべし。
蒼穹のファフナーEXODUS」S:続編が前作シリーズを超えることの方が少ないと思うが、本作は例外中の例外。キャラ描写と作中時間の経過を積み重ねるメリットを最大限に活かしている。
弱虫ペダル GRANDE ROAD」C:第一期シリーズに比べて、レース経過の流れが遅くなったのはスポーツアニメが苦手な自分にはややつらかった。
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」C:マーベルコミックに知識を持たないので思い入れなどがないまま視たが、大人と子供という関係性に手垢がついた解釈のない世界観は爽やかだった。
ガンダム Gのレコンギスタ」B:言わんとすることは感覚的に伝わるが、それでもストーリー展開から不整理な印象を与えている点は否めない。だが、年齢的に最後の作品となるかもしれないという条件のもと、あえて脚本を監督が自身で担当した意味も、理解できると表明するにやぶさかでない。富野由悠季にしか許されない企画ではあったが、それ以上に富野由悠季にしかつくれない、カラフルでハイスケールな作品世界であった。
ローリングガールズ」B:キュート。それ以上でもなくそれ以下でもないが、だがそれがいい!!
東京喰種√A」C:詩情の個性は嫌いじゃないけど、ちょっとシリーズの核がぼやけすぎ。
SHIROBAKO」A:卒なく面白い。最終話がしっとりしたまとめ内容よりも、納品のバタバタした空気が主要素だったの、粋だと思う。